1・8~52 事の原因
14:クリューセースが嘆願に赴く際の格好が記されている。本来頭に巻く髪紐を嘆願のため、黄金の王笏の上に付けてきた。髪紐はアポローンの後ろ盾のあることを強調している。
47:アポローンが憤慨を覚えつつオリュンポスからやって来る描写「夜の如くに行く」は、なにやら恐ろしげな雰囲気が漂う。豊かな表現力だ。
51:アポローンの放った矢とは人間たちの世界では疫病となって兵たちの命を奪った。61行目でloimos(疫病)と明記されるが、既に39行目にアポローンのことをsmintheus(鼠[疫病を意味する]の神)とクリューセースが呼んでいるところから暗示されている。
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