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2・559~624 船軍のカタログ(2)ペロポネソス半島-アルゴス、ミュケーナイ、ラケダイモーン(スパルテー)、ピュロス、アルカディエー、エーリス(エペイオイ)

587:メネラーオスは兄のアガメムノーンの部隊から離れたところで陣を構えたとある。10書34行あたりでネストールのところへ赴こうとするアガメムノーンと、向こうからやってきたメネラーオスが往き会うシーンがある。イーリアスの中から彼らの陣屋の位置を割り出すことはできないが、アガメムノーンの陣屋から見て、メネラーオスの陣はネストールのと同じ方向にあるらしい。

594:突如としてこの地(ドーリオンのみを指すのかは判らない)にまつわる歌手タミュリスの挿話が、ここからenthaで始まり、600行目にまでわたる。なので、601行目のtownが指す語(591~594行目登場の民族たち)が、ひどく遠くに感じてならない。タミュリスがやって来たというオイカリアは、730行目テッサリア地方にある。

595:pausan(抑える、止めさせる)は、働きかける範囲を限定するために属格aoideesを取る。

620:618行目のtownは615行目のhoiで示された民族の、範囲を示す属格「彼らのうち(4人のリーダーが)」であるが、同様に620~623行目の3つのtownも、「4人のリーダーのうちの」として4人を説明している。従って、620行目のmen araは622行目と623行目の2つのdeと繋がっていく。621行目のmen~d’ara~は前行のアンピマコスとタルピオスの説明として、更に挿入されている。

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