3・245~339 一騎打ちの準備と休戦の誓約
259:プリアモス王が身震いした(rigeesen)のは、息子パリスの安否を心配したからである。3書306行目も同様。(Thomas D. Seymourのコメンタリー参照)
276:ギリシアにおけるオリュンポス同様、ゼウスはトロイアではイーデー山を拠点としている。Willcockの注釈書によれば、ゼウスは天候神として山の頂上と関わりをもつという。
278:太陽・河・大地の次に並び称されるhoiは冥王ハーデースと妃ペルセポネーである。(Willcock他、Thomas D. Seymour、Allen Rogers Bennerのコメンタリー参照)
302:298行目の誓いをゼウスは承諾しない。4書70行目でこの誓いをゼウスがアテーネーに命令して破らせる。
315:一騎打ちの前に場所を測るのは、一定の範囲を定め、それを越えると敗走したとみなされた。(Allen Rogers Bennerのコメンタリー参照)
316:籤とは小石か木片にマークを付けたものと各注釈書にある(Thomas D. Seymour, Willcock参照)。
333:パリスはメネラーオスとの一騎打ちに際して、異母兄弟リュカーオーンの胸当てを着用する。Allen Rogers Bennerによると、恐らく決闘が予想外だったので持って来ていなかったのではないか、とある。自分のは家の中にあった(6-322参照)。剣を吊るすための帯は右肩から(左腰へ)、楯は左肩から掛けられた(Allen Rogers Bennerのコメンタリー参照)。一方のメネラーオスは始めから鎧を着ている(3書29行目参照)。
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